11月11日無事、師匠のお通夜に仲間達と共に参列する事が出来ました。
私は公式発表前日の夜に奥様からご連絡を頂き、みんなより1日早くその事実と向き合っていました。
ご家族の皆様の気持ちを思うと、何とお返事をして良いのか…
奥様へのお返事を打つのに2日掛かりました。
私は師匠に感謝しています。
ドラムセミナーは出来なかったかも知れませんが、師匠は我々にドラムセミナーよりも、もっと大切なものをプレゼントして下さいました。
それに、師匠は私との約束を守って下さいました。
私が応援動画の企画を考えた理由のもう半分が金本くん達同期の仲間達の為だと師匠は分かっていたと思います。
だから仲間達の応援動画が出揃うまで、病気と懸命に戦って下さいました。
これは並大抵の精神力では出来ることではありません。
さすがは私達の師匠です。
金本くん達から「先生から応援動画ありがとうとメッセージ頂きました。八田さん、企画して下さってありがとうございます。」と感謝された時に、私と師匠のドラムセミナーは大成功したんです。
…私にはメッセージありませんでしたが。笑
師匠らしいです。
退院するまでは、私には連絡しないと心に誓ってたんだと思います。
師匠は日本で1番弟子に愛されてる師匠であり、我々は日本で1番師匠に愛されてる弟子でした。
菅沼孝三の弟子で良かったと心から思いました。
お通夜はファン、弟子、共演者..信じられない程大勢の方々が参列され、どれだけ師匠がみんなから愛されていたのかという事を我々弟子達は五感で感じる事が出来ました。
会場での奥様との会話、千里ちゃんとの会話、力哉さんとの会話…書きたい事はたくさん有りますが、もう少し気持ちが落ち着いてからにしたいと思います。
会場を後にした私は兄弟子であり、菅沼孝三が菅沼孝三としていられるようにその生涯の全てを師匠に捧げた男、ケッチー藤原さんの会食(ケッチーの会)に参加しました。
師匠の悪友…じゃなくて「師匠の右腕」は今日も酷かった。笑
でも、みんな分かっていました。
グデングデンになるまで飲まないとこの人は今日という日を乗り越えられないんだと。
師匠の余命を知った上で、誰にも言わず、師匠と共に駆け抜けた彼の一年は想像を絶するものだったと思います。
ケッチーさん、本当にお疲れ様でした。
ケッチーの会で金本くんからお願いされた事があります。
「八田さん、#ありがとう手数王 プロジェクトやって下さい。」
一瞬、なんと返事をすべきか言葉に詰まりました。
ケッチーの会には、#帰ってこい手数王 プロジェクトに参加しようと動画撮影して下さったものの、あと一歩のところで動画が間に合わず、師匠に見てもらうことが叶わなかった方々も居ました。
彼らのためにも、今度は宇宙に居る手数王に感謝の気持ちを届けるプロジェクトを始めて欲しい。
それは帰ってこい手数王プロジェクトを始めた発起人であるあなたがすべきだと金本くんが私に言いました。
その場には影丸くんをはじめとした影響力、発言力を持った有名ドラマーがたくさん居る中で、みんなが僕発信でそのプロジェクトを行うことに異論が無いと思ってくれている事が私に自信と自覚を与えてくれました。
手数王に伝えたい事がある方…メッセージ、演奏、過去の共演写真etc何でも良いです。
#ありがとう手数王
のハッシュタグを付けてSNSにUPしてあげて下さい。
期限も問いません。
私は早速、自分自身の応援動画と千里ちゃんからお預かりした応援動画にこのハッシュタグを追記しました。
師匠は分かっていたと思います。
私がこの動画に込めた想いを。
この地球で菅沼孝三が最後に観る八田頼樹は今までで一番の八田頼樹でなければいけない。
「よりちゃん、だいぶ無理したなぁ〜はっはっは!笑」
あなたが涙を流しながら観ている姿が目に浮かびます。
師匠、お元気で。
我々がそちらにたどり着いた時には、みんなでまたチキンでドラム回しをやりましょう。