今回はいよいよバスドラム編です。
前回のチューニング記事はこちらの記事をチェックして下さい☆
リハーサルスタジオによってはどんなに強力なアタックの出るウッドビーターを使っても「ドーン」「ボーン」といった感じの無駄な響きの多い、間延びしたサウンドのバスドラムが置いてあることがあります。
原因はチューニングで、だいたいの場合、チューニングの分かっていない方が闇雲に締め過ぎている場合が多いです。
だからと言って、安易にベロベロにシワが出るまで緩めれば良いわけではなく、そこには適切なヘッドの張り加減が存在します。
今回は音程だとか、サスティーンがどうだとかという細かい事は置いておいて、ロックやメタルのCDで聴くような「ベチベチ」「ディキディキ」のバスドラムサウンドを作る簡単な方法をご紹介したいと思います。
この方法を試す事で、リハーサルスタジオの部屋によって踏みやすかったり、踏みにくかったりという演奏面での悩みも解消出来るかと思います。
まず、使う物はこちら
竹とんぼキー
通称:竹とんぼドラムキー
GrooveTech T-Handle Drum Key
シライミュージックさんで購入する事が出来ますので気になった方は下記リンクをクリックしてみて下さい。
https://shiraimusic.shop-pro.jp/?pid=94752849
チューニング
- 竹とんぼキーを使って全てのボルトを指で回せる状態まで緩めます。(不慣れな方は一旦、全てのボルトを抜いてしまってもOK!)
竹とんぼキーの画像の部分を持って、指だけで軽く回して行き、回らなくなる所まで均等に締めていきます。(本当は対角線上に順番に締めるのがベターですが、最近のドラムは作りが良いので、初心者の方は時計回りに締めても大丈夫です)
バンドマンが利用する大半のリハスタには耐久性等の問題でバスドラムにインパクトパッドが貼られていると思いますので、たったこれだけの一手間でアタックの強調された「ベチベチ」「ディキディキ」と言ったサウンドになります☆
バスドラムのチューニングで悩まれている方、普段通っているリハーサルスタジオのバスドラムの音に不満がある方は是非お試し下さい☆
シェルとヘッドの相性
ヘッドにも個体差があり、ストレッチしなくてもすんなりチューニング出来るものもあれば、ヘッドがシェルに馴染んでいなくてシワが発生するものもあります。
その場合は、一度ヘッドを均等におもいきり締めてから緩めるとヘッドが馴染んでシワが解消する場合がほとんどですので焦らずに挑戦してみて下さい。
*注意*
2プライヘッドの場合は稀にどう頑張ってもシワが発生するハズレヘッドが存在します!
その場合は諦めましょう(笑)
最後に
今回はロックやメタル系のサウンドに的を絞り、なるべく敷居が低く、読みやすい記事にしてみましたが、バスドラムは奥が深いのでまた機会があれば、ジャズドラム編、インパクトパッド編といった感じで続編を書いてみたいと思います。
ではまた!