昨日はサトコさんとむらたたむちゃんのイベントにお邪魔してました。
出演者が全員、菅沼道場出身というドラムイベントはまるであの頃の菅沼孝三ドラム道場スクールコンサートみたいで…
三木楽器の上原さんと同じく、「手数王」菅沼孝三を知る人、菅沼孝三が大好きな人達にとって涙が出そうになる瞬間が何度もありました。
千里ちゃんや影丸くんと同じく、たむちゃんの演奏もやはり「孝三先生」を感じる。
コンプラで曲名は言えませんが、たむちゃん単独で演奏した最後の曲のAメロの時。
分かる人は分かると思うんですが、孝三先生が演奏中になる「あの口」にたむちゃんの口がなった瞬間、たむちゃんに手数王の「あの顔」が重なりました。乗り移ったように見えて…来てんたかなぁ…もしサトコさんとたむちゃんに会いに来てたなら一言言わせて下さい。
「師匠、そっちはT社ですよー!Y社のドラムはお隣です!笑」と。
たむちゃんの単独ステージが終わった後、すぐに会場に来ていた影丸くんのところに行って
「影丸くん、次のイベントの件なんやけど…」
と、言いかけたら彼は僕が言おうとしてることを言わずして既に理解してました。
阿吽の呼吸というか、
この先に起きるであろう未来のビジョンが見えてたんだと思います。
このイベントについては影丸くんとしっかり時間を掛けて、打ち合わせし、良い形でアナウンスさせて頂きますので皆様期待してて待って下さい。
そして、サトコさん登場。
たむちゃんに孝三先生が重なったように…サトコさんにはキャサリン(孝三先生の奥様)が重なりました。笑
キャサリンの口癖である「知らんけど。」が炸裂した瞬間、胸がほっこりしてしまってLIVEハウスに来てるはずなのに菅沼家にお邪魔してるようなあの穏やかな空気が流れました。
そして、演奏が始まるとまた、菅沼孝三ドラム道場スクールコンサートにタイムスリップしたような感覚に。
本当に…言葉に出来ないですね。
あの頃と何も変わらない衝撃の数々。
あの頃と何も変わらない菅沼家から弟子(影丸)への事前打ち合わせ無しの無茶ぶり。爆笑
師匠がその場に「居ない」ことを忘れてしまうくらい…あの頃の菅沼孝三ドラム道場でした。
演奏中、孝三先生が近くに居てくれるあの安心感を感じるんです。
でも、演奏が終わるとそこに孝三先生が「居ない」現実がまた戻って来て心が追いつかなくなる感覚になって…MCの上原さんと同じ気持ちになったのは私だけではないはず。
サトコさんとは去年孝三先生のお家にお邪魔した時以来でしたが、お忙しい中、楽屋でお話させて頂きましてキャサリントークで盛り上がりました。
たむちゃんと金子のなっちゃんにもお土産お渡しさせて頂きまして、金子のなっちゃんには同行していたうちの生徒さんを紹介させてもらいました。
実はその生徒さんはなっちゃんがYouTubeに UPされていた「夜にかける」の叩いてみた動画を見て「夜にかける」の練習をされていた生徒さんなのです。
憧れのドラマーであるなっちゃんと面会出来た事で緊張の余り、声が震えるくらい緊張してましたが目をキラキラさせながら凄く喜んでもらえました☆
なっちゃんもファンが自分の動画を見て「夜にかける」が叩けるようになったという事を凄く喜んでくれまして、プロの現場で活躍している手数王の弟子達は良い人ばかりだなぁ…としみじみ感じました。
私サイドの大きな出来事といえば、ドラムを始めた頃からずっと愛用している憧れのドラムメーカーTAMAの皆様に昨日、ようやく対面でご挨拶させて頂けたということです。
これは何処まで書いて良いのか…メーカーの垣根を越えてしまうので慎重に書かないといけないのですが…
昨日はT崎さん本当にありがとうございます!の1日でした。
会場に着いて整理券の順番に並んでたら長身の眼鏡を掛けたイケてるおじさんが挙動不審に誰かを探してるんです。
「T崎さん!?」
お〜い!と手を振ってたら
「見つけた。ODNKと会うでしょ?TAMAみんな中に居るよ」と言って、拉致られ…じゃなくて、楽屋にご招待頂きまして慌てて手土産と名刺を持っていざ楽屋へ…
皆さん、この後の私とTAMAの運命のご対面が気になるかと思いますが…その前にどうしても言いたいこと、書きたいことがあってこれ書いてますので言わせて下さい。
それはYAMAHAのT崎さんが史上稀に見る良い人だと言う事です。
皆さん冷静に考えて下さい。
T崎さんはYAMAHAの偉い方ですよ!それがドラムメーカーとしては本来競合相手であるはずのTAMAさんと姫路のクレイジーボーイ八田頼樹を会わせるためにわざわざ店の外まで迎えに来て下さって…
T崎さん!この御恩は一生忘れません!
T崎さんはジルジャンから出てる孝三先生のシグネチャースティック販売再開についても動いて下さった功労者です。
皆さんご存知の通り、楽器メーカーというのは亡くなった方のお名前で商売をすることを芳しくないと考えるのが通常でございます。
菅沼孝三シグネチャースティックの生産中止はコロナによる影響というのが最初の理由ではありましたが、楽器メーカーの今までの通例から師匠のスティックもこのまま廃盤になるのでは…との噂が飛び交い、全国の菅沼孝三ドラム道場の生徒の皆様や菅沼孝三ファンの皆様、さらにうちのドラムスクールの生徒さんも全員菅沼孝三シグネチャースティックを愛用していたので深刻な危機を迎えていました。
菅沼道場イチの暴走機関車である私は影丸くんと響さんのイベント時にT崎さんに猛烈なパッションで菅沼孝三シグネチャースティックの販売再開を直談判しました!笑
YAMAHAはジルジャンの輸入代理店であり、T崎さんはYAMAHAの偉い人。
このイケてるおじさんならこの危機的状況を何とか出来るかも知れない…。
子供のような発想でしたが、私は本気だったのであつかましくもブラストビート並みの口数で師匠のスティックを廃盤にしないで欲しいというお願いをしました。
本当に子供みたいに!笑
そして、T崎さんはやはり凄い人でした。
お願いしてから2週間くらいで菅沼孝三シグネチャースティックは販売再開したのです!
「T崎さん!孝三先生のスティックの件ありがとうございました😭キャサリン(奥様)からもスティックが楽器店でスティック買えるようになって本校のみんなも喜んでるよ!ありがとう!とT崎さんのおかげでみんなに喜んで貰えました!」とT崎さんにスティック販売再開のお礼を伝えました。
T崎さんはニコッとダンディーな笑を浮かべながら「それは良かった。」と言って、孝三先生との最後の思い出を話して下さいました。
この方も、孝三先生の事が本当に大好きだったんだなぁ…と改めて感じました。
「孝三さんには凄くお世話になったから。」
T崎さんの言葉が重かった。
短い言葉の中に先生との思い出、先生を失った悲しみが凝縮されているのが痛いほど伝わりました。
「孝三さんのような偉大なドラマーはメーカーの垣根を越える」
そう言いながら名言の数々を生産していく昨日のT崎さんはいつもより2割増しでダンディーでカッコ良く見えました。
孝三先生や影丸くんが「T崎さんに御恩があるのでT崎さんが居られる限りYAMAHAから絶対に離れない」と仰る気持ちが凄く分かります。
私もT崎さんの事が大好きで、
この人とずっとこうやって音楽の現場でお会いしたいと思ってます。
そのT崎さんへの御恩、T崎さんの事が大好きで毎年T崎さんとお仕事がしたいという気持ちをエネルギーに変えて、冒頭で少し呟きました影丸くんとの毎年恒例ドラムイベントを計画中なので皆様乞うご期待です。
そして遂にやって来ましたTAMAの皆様との運命のご対面…
緊張しすぎて何を話したか全く覚えてないのですが、皆さん何故か私の事をすごーくご存知(爆笑)で、
「いつもBlog楽しく拝見してます」
「ドラムセット何セットお持ちなんですか?」
などなど楽しくお話しさせて頂き、
特にTAMAのアーティストを担当されているODNKさんとは憧れの人過ぎて緊張のあまり直視出来ず、見るに見かねたT崎さん(この方YAMAHAです。笑)に間に入って貰いながらなんとかモジモジしながらもお話しをさせて頂くという展開に…。(昨日のオレ、T崎さんにどんだけ世話になってるねん!爆笑)
そして話題はODNKさんとの孝三先生についてのトークに。
ODNKさんの孝三先生に対する思い、孝三先生の事が大好きな気持ちを直接お聞き出来て、胸が熱くなりました。
そしてその場にはもちろんT崎さんも居るわけで、TAMAとYAMAHAのエンドース担当の方々が孝三先生のお話で盛り上がってる光景ってなんだかとってもほっこりしませんか?
メーカーの壁を超えて、手数王菅沼孝三というドラマーがいかに日本のドラムシーンに影響を与え、愛されていたのか…
どれだけ偉大な存在なのか、
今すぐ孝三先生に教えてあげたい!って思う至福の時間でした。
何度も書きますが昨日は本当にT崎さんに何から何までお世話になりっぱなしの1日で、
前回の影丸くん(YAMAHA)のイベントの時も、今回のサトコさん(YAMAHA)のイベントの時も、空気を読まずにTAMAのTシャツをユニフォームかのようにいつも着ていることに対し、嫌な顔1つせずに「そのTAMAに対するメーカー愛は同じドラムメーカーとして凄く嬉しいことだから、これからも(TAMAのTシャツを着ることを)貫いて欲しい!」と言ってくださって…この人なんて器デカいんだとまた惚れ直してしまいました(泣)
T崎さーん!
一生付いていきまーす!!
(ドラムはTAMAですが…えっとあのぉ。)
昨日の三木楽器さんのドラムイベントは菅沼孝三がドラム業界に残した功績、愛、そして、菅沼孝三が大好きな人達がメーカーの壁を飛び越えて作り上げた貴重な1日だったとしみじみ感じました。
三木楽器の上原さん、素晴らしいイベントの開催本当にありがとうございます。
上原さんとお話しした内容、上原さんとお話して私の気持ちに起きた心境の変化など、どうしても書きたい事があるのでそれについてはまた後日書きたいと思います。
コロナでエンタメ業界は本当に大変なことになりました。
楽器メーカーも同じくで、材料費の高騰で楽器を買うことに対して敷居がどんどん高くなっているのが現状です。
アーティストがステージで良い演奏をするには良い楽器が必要不可欠です。
有名トップギターブランドGibsonの破産も記憶に新しいかと思いますが、楽器をやっている人なら天下のGibsonが破産するなんて誰が想像出来たでしょうか。
楽器メーカーさん、それを販売する三木楽器さんのような楽器店さんはこの苦境の中、一生懸命頑張っておられます。
大好きなドラムメーカーのTAMAさん、そしていつもお世話になっているYAMAHAのT崎さんに少しでも恩返し出来るようなドラムイベントを企画すべく今日からまた頑張ります!!