姫路のドラム教室Mokison Drum School講師の八田です。
昨日も早朝から深夜まで長丁場のドラムレッスンでしたが皆様、着実にレベルアップされていて素晴らしくて特に大人チームの演奏が印象でした。
体力の衰えを気にされる方も居られるかと思いますが、それ以上に年齢を重ねたことによる精神世界の広がりが音楽にプラスに作用するので私は年齢を重ねてからの方が音楽は良い演奏が出来るのではとさえ思います。

いにしえの手数王セットの方はレッスンの合間を縫って少しずつメンテを続けていてチャゲアススネアのスナッピーを全面当たりに交換しました。

本来、全面当たりのスナッピーがデフォルトなのですがケッチーさんが孝三先生から受け継がれた際に内面当たりに無理矢理変更されたそうです。
ベルブラス用にストックしていた物を流用してオリジナルの状態に復活させました。
色んなピッチを試したもののローピッチにして「ダシッ」て使うのが1番合うのでローピッチ専用スネアとしてフロアタムの横にセットする予定です。


ご存知のとおり神経質な性格なのであらゆるパターンを検証して答えが出てはマットやスタンドにマーキングを施して毎回同じセッティングを完璧に再現出来るようにしています。
その理由は譜面を見ながら演奏した際にブラインドタッチでオープンリムショット含め全ての楽器を打率100%でコントロール出来るようにする為です。
ローカル系のアマチュアセッションドラマーさんの中には「どんなセットでも叩けるように完璧なセッティングはしないようにしている」と言う人も居ますけど置かれてる立場やシチュエーション、責任の重さの違いだと思います。
セッション系のイベントでは同じドラムセットを使い回すので普段の自分のセッティングと違ったとしても動揺しないために視野を広げるための意味であまりセッティングにこだわりすぎない。執着しないという考えは間違いではございません。
セッションでドラマーが変わる度にセッティング変えてたら大変なことになりますからね!笑
ジャムセッションはテクニックをひけらかす場所ではなく会話なのでセッションという空間、現場においてはセッティングのシビアさは問われないことも付け加えておきます。
しかしながらSNSという世界はどうしてもその言葉だけを切り取って前後の背景を読み取らずに「セッティングをこだわらない=正しい」と誤解するアマチュアドラマーさんも一定数居られるようでSNSで得た受け売りの知識をさぞ自分の知識かのように発信されていた姫路周辺のアマチュアドラマーさんが居られました。
第三者が見た時に誤解させてしまうような情報を無責任に拡散してしまう行為はドラム業界に良くないと感じましたので、少なからず影響力があるであろう私八田が、この件についての見解を書きたいと思います。
ローディーの仕事に置き換えた時に自分のセッティングがアバウトだったせいでそのドラマーがレコーディングやコンサート中にミスショットをしたらそのドラマーは次、その現場に呼んでもらえない(仕事が無くなる)わけです。
私がローディーを頼まれる時というのはそのドラマーの生活、その後の人生の命運が私の肩に重くのしかかります。
だから本番までに毎晩毎晩何度も組み立てと解体を繰り返し毎回同じクオリティーを再現出来るように体にインプットします。
その人の影となって支えるって
簡単な仕事ではないんです。
そのドラマーの生活を預かってますから。
プロの現場を経験したことのないアマチュアドラマーさんがSNSでセッティングにこだわらないのが正義だとか、カッコいいだとか発言をし、それをまた安易に真似て別のアマチュアドラマーさんがさも正しいかのように発信する風潮は良くないと思います。
もしあなたが武道館や東京ドームで活躍するプロドラマーになった時、
レコーディング現場で初見の譜面を渡されて対応しなければいけない時、
プロドラマーの生活を守る為に命懸けで仕事している全てのローディー、ドラムテックの存在を忘れてはいけません。
今年のFUYUさんも最高だったでしょ?
八田、命をかけましたから。
素晴らしい音楽はアーティストとそのアーティストを影で支える裏方によって作られるものです。
どうか全ての人にリスペクトある世界であって欲しいですね。
ネット社会って難しいです。
フェイクニュースがはびこる今の時代だからこそ発言のひとつひとつに責任をもって私はこれからも発信していきたい。
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