八田です。
今週はレッスンの合間に2nd Drum kitのセッティングを変更してました。
Main kitであるツーバスの方は左右対称のシンメトリックにしてましてこれはmokison時代のセッティングを踏襲したセットになってます。
精密機械のような正確なツーバスプレイや複雑な変拍子に対応しやすいよう身体の体幹を重視したセッティングにしてあるのが特徴です。(Mudvayneやチキンの動画で使用しているドラムセットがこれでーす!)
今回のお題である2nd kitの方は右のクラッシュとライドの位置を逆にしたシンバルの配置にセッティングしてます。
初見の譜面を見ながらのブラインドタッチでの演奏の場合はリハスタで見かける正面にクラッシュシンバルが左右対称に置かれたセッティングよりもこちらのセッティングの方が演奏しやすいので初見の楽譜を演奏する機会が多い事務所常設の2nd kitはこの配置になってます。
シンバルを「ぶっ叩く」のではなく「打つ」、「斬る」感覚を養いやすいのでこのシンバルの配置はシンバルの扱いが上手くなりたい方にもおすすめですね!
シンバルはハットやライドと言ったJAZZの要となる部分にはpaiste mastersシリーズで構成し、そこに900シリーズのチャイナとスプラッシュを組み合わせて作ったスタックシンバルやミニハイハットを加えてオールジャンルをカバー出来るようにしてあります。
この2ndドラムセットは現在、私が校長を務める別の音楽教室でドラムコースを担当している女性ドラマーのモンちゃんとの兼用使用の為、彼女の演奏スタイルを反映させたセットアップでもあります。
今や私の生徒としては古参メンバーであるモンちゃん。
ドラムスティックなんて握った事もないまったくの初心者の状態で数年前にうちのスクールに入会し、それからずっと私の言葉を信じて付いてきてくれました。
うちのスクールには毎年「オレをドラム講師として雇ってくれ!」「八田さんのドラムスクールのドラム講師にして貰えるならレッスンに通います。」という交渉目的で体験レッスンを申し込みされる血気盛んなドラマーさんが一定数居られますが、私は丁重にお断りさせて頂いております。
私のこと、うちのドラムスクールのことをご存知でない方に、私は生徒様と共に築き上げてきたこの大切な「Mokison Drum School」の看板を背負ってもらうことは出来ません。
私はドラムが好きです。
私は音楽が好きです。
私がドラム講師になった経緯にはそれはそれは話せば長くなる涙無しでは語れないストーリーがあります。
安易な気持ちでドラムの先生になりたくてドラム教室を始めたわけでも、
目先の金儲けの為にドラム教室を始めたわけでもありません。
生徒の皆さんが私を「ドラムの先生」にしてくれたんです。
物事には筋道があり、私は仁義を重んじる古いタイプの人間です。
先日、岡山の大先輩ヨセフさんとお話しする機会が有りました。
和楽器バンドの山葵さん、松浦千昇さんと言った今をときめく有名ドラマーを多く育て上げた凄腕ドラム講師であるヨセフさん。
その際に、
「大切なのは技術ではなく、ハート、人間性だ!」
と強く仰ってました。
私もヨセフさん同様に小手先だけのドラムテクニックを教えてるんじゃなくてドラムを通じた人間教育、精神育成を行い、ドラマーである前に、1人の人間、社会人として素晴らしい人であって欲しい、みんなから愛されるミュージシャンであって欲しいという思いや願いを込めて毎日全力で生徒の皆様と向き合っています。
そう言った私のレッスンに対する姿勢や思想を長い年月をかけて理解、共感し、受け継いでくれているもんちゃんだったので別の教室のドラムコースを任せつつ、八田頼樹流の心技継承を日々行っております。
話がそれましたが、14インチのバスドラムはリモートバスドラムにせず左側に配置して曲のアクセントとして使えるようにしてあるのですがなかなか良いですね☆
22インチのバスドラムと音程を変えてチューニングしてあるので普通のツーバスとは違った雰囲気に聞こえるのがとても面白いです。
ちなみに左の14インチのバスドラムペダルはなんと…
おっと、もうこんな時間なので今日はここまで!
今日もレッスン頑張りたいと思います!
ではまた!
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