「ドコドコ」
「ディキディキ」
「チキチキ」
皆さん、バスドラムの音ってどう聴こえていますか?
大太鼓らしい太い音や機関銃のような硬く鋭い音…
ドラマーさんによって理想とするバスドラムの音には違いがありますよね。
そんなドラマーにとってプレイ、サウンドに大きな影響を与える存在「ドラムペダル」
その中でも特にサウンドに影響を与える部分「ビーター」について本日はレポートしたいと思います☆
今回比較対象として私が紹介するペダルはメタルドラマー御用達、業界屈指の鬼アタックで有名なキタノビーター「F3500」と昨年モデルチェンジした際にスピードコブラに標準装備されておりますNEWビーター「Accu-Strike Cobra Beater」です。
この両者はビーターの形状がよく似ていることから気になっていた方も多く居られるかと思いますが詳しいレビュー等がネット状にない関係で購入を迷われている方も多いかと思います。
今回は両方のビーターを所有、使用している私の個人的な感想を述べたいと思います。
この記事が誰かの役にたてば幸いでございます。
まずこちらが両方キタノチタンビーターの状態。
税別9500円が二本…
右側のペダルを新型スピードコブラに標準装備のアクストライクコブラビーターに変更。
(僕はツインペダルで普段使っております。)
価格は税別3000円ということでキタノビーターの約3分の1ですね☆
これでキタノビーターばりの鬼アタックが得られるならば大変お買い得且つ優秀なビーターなのですが結果や如何に⁉︎
それでは早速、踏み比べた感想について。
ビーターの長さを揃えてシングルバス単体で踏んだり、実際のツーバスプレイで使用してみました。
まるで同じ種類のビーターを付けているんじゃないかと思えるくらいかなり似た踏み心地、サウンドキャラクターです。
仮に画像の様に片方をキタノ、片方をコブラビーターで使用したとしても…
違和感無く踏めます!(ドーン!)
キタノビーターはチタンシャフトの為、通常の鉄素材の物よりも重量が圧倒的に軽いのは有名な話であります。
それに対してタマの新型コブラビーターは鉄のシャフトであるにも関わらず重心バランスを見直し、設計された事によってキタノビーターに似た踏み心地と打面に新素材ブタジエン樹脂を採用した事による優れたアタック感を実現していると私は感じました。
ぶっちゃけ本音レビュー!
とても良く似た両ビーターではございますが
本当に全く同じかと言われますと良い意味で少し違います。(どちらが優れている、劣っているというというわけでは無く)
キタノビーター
●音量
●音の硬さ(ベチベチ感)
チタンシャフト特有のしなりの効果で音量、音の硬さに関してはキタノビーターの方が強いです。
とにかくベチベチ感を優先したい方はキタノビーターをお勧めします。
ただ、ダイナミクスの幅が広いというか同じ音質をキープするにはプレイヤーの技量が問われます。
コブラビーター
●コントロールのしやすさ
●音粒の揃えやすさ
●値段
コブラビーターの特徴としてはとにかくコントロールのしやすさです。
キタノビーター特有の踏み込んだ瞬間に足に伝わるしなりが苦手で踏み始めから踏み終わりまで一定の重さ、アクションで踏みたい方にはこちらの方が向いていると思います。
小音量でのプレイにおいても音の硬さが変わらず、連打の際の粒も非常に揃いやすいです☆
キタノビーターの場合、小音量で踏んだ場合にアタック感よりも低音の効いたファットな音色になるのでキタノビーター自慢のバキバキツーバスサウンドを求める方はある一定以上の音量を鳴らす事が必要となります。
しかし逆を言えば色々なジャンルに使えるビーターでもあると言えますね。
ですのでメタル一筋なドラマーにはコブラビーターの音の硬さ、粒立ちの安定感がピッタリな気がします。
その上、この安さ…キタノビーターの約3分の1ですよ。
キタノビーターは高くて買えないけど、近い方向性のビーターをお探しの方にはピッタリのビーターかと思います☆
至高のキタノビーターも勿論凄いですが、お手頃価格でキタノビーターに勝るとも劣らない素晴らしいビーターを作り上げたタマの技術力の高さには感動の一言。
ちなみに私のレッスンではこれらのビーターをレッスン中に試して頂くことが可能です。
バスドラムの音色で悩まれている方、自分に合うビーターを色々試して見つけたいという方は、事前にお問い合わせください。
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