ドラマー永遠の疑問シリーズ!REMOとEVANSどっちが良いの?

ドラマー永遠の疑問シリーズ!REMOとEVANSどっちが良いの?

ドラマーなら誰しもが一度は考えたであろう疑問に無謀にも切り込んでいこうというシリーズ第一弾。

ドラムヘッドメーカーとして常にトップに君臨するREMO。

独自の技術と安定感でそこに迫るEVANS。

この両社の特徴を分析、理解しながら自分に合うのはどちらのメーカーなのかという答えを導き出せるよう、私の経験談をもとに書いていこうと思います。

打感、温かみのREMO

安心感のあるロゴのREMO

主な特徴としては

  • 入手しやすい。
  • 奥行き、温かみのあるサウンド
  • 打感が柔らかく、叩いていて気持ちいい。
  • ハズレのヘッドに当たる確率が他メーカーに比べて少し高い

ど定番のREMOですが、初心者がきちんとチューニングするには敷居の高いメーカーで、プロとアマチュアのチューニングの落差がはっきり出るメーカーと言えます。しかし、きっちりとチューニング出来た時の広がりのある音の響きは唯一無二のNo.1ドラムヘッドメーカー。

↓日本公式サイトはこちら↓

https://pearl-music.co.jp/remo/

安定感のEVANS

  • ヘッドの当たり外れが少ない
  • チューニングが楽(シェルとヘッドのセンター合わせやヘッドのストレッチ作業が不要)
  • ヘッドの個性が強い

打感の硬さと良くも悪くも音がまとまり過ぎる点で好みが分かれるかとは思いますが、前述したREMOの短所をほぼカバーしてくれるような特徴を持っています。

↓日本公式サイトはこちら↓

https://kcmusic.jp/evans/

安いドラムにはEVANSを張るべし!

ヘッドの個性がかなり強いので、真円度の低いチープなドラムに張っても「使える!」と思わせる程のヘッド補正があります。

アマチュアバンドの野外ライブにもEVANSを張るべし!

アマチュアミュージシャンの方が地域の夏祭りや花火大会などの野外で演奏する場合、EVANSのタイトでまとまりのあるキャラクターが大活躍する事でしょう。

アマチュアレベルの催しの場合、PAが無い場合も多いです。

マイク無しの場合でも、まるでEQ処理されたようなプリEQサウンドが得られるEVANSなら、クリアで分離の良いサウンドを客席に届けることが出来ます。

モーラー奏法に適したヘッドはどっち?

とんでもなく恐ろしい議題ですね(汗)

おそらく誰も書かない(書けない)であろうこの恐ろしい議題についても私の独断と偏見で答えてしまおうと思います。

ズバリ!REMOです!

*この内容はかなり個人的な経験談になるのでご理解、ご了承の上、閲覧下さい。

孝三先生にモーラー奏法を教わっていた頃、私の自宅ドラムにはEVANSが張られていました。

そのEVANSのヘッドでモーラーアクセントを行うと、どうも孝三先生に手取り足取り教えてもらった時に感じた「あの感じ」にならなかったのです。(打感、丸く太い音色、サスティーンetc…)

打感が硬いと言うか、ヘッド全体が「鳴ってる感」がREMOに比べて少なかったのです。

その違和感にストレスを感じ、思いきってヘッドをREMOに替えることでその問題は解消されました。(嘘のような本当の話)

後で分かったことなんですが、REMOとEVANSではヘッドがシェルのエッジに触れる当たり方に違いがある事が判明。(詳しく知りたい方はシライさんの動画の説明が分かりやすかったのでこちらの動画をご覧下さい。)

スティックで叩いた時の振動を余す事なく、打面ヘッド、シェル、裏ヘッドの3箇所に伝達させて太い音色を引き出すモーラーアクセントの場合、振動面積の多いREMOの方が体感上、「ヘッドが鳴ってる感」とリバウンド時の「心地良い打感」を感じやすいように思えます。(*注意*千里ちゃん(川口)のようにモーラー奏法を使用していてもチューニングのしやすさや品質の安定感を優先してEVANSを使用されている方も居られます。)

結局、どっちが良いの?

長々とREMOの良いところ、EVANSの良いところを書いてきましたが、結局どっちが良いのか?余計に分からなくなって来たかと思いますので私なりにREMO向きな人、EVANS向きな人をざっくりまとめてみました。

かなり乱暴ですが…

REMO向きな人

  • モーラー奏法使います。
  • 柔らかい打感が好き。
  • ヘッドにスティックのヘコみが出来にくい人。
  • 朝から晩までチューニングキーでスネアをいじるのが好きな人。
  • ハズレに当たっても怒らない人。

EVANS向きな人

  • モーラー奏法使いません。(縦振りのみで演奏されている方)
  • 叩いているとドラムのヘッドがよくヘコむ人。
  • 気が短い人。
  • チューニングが苦手。
  • 比較的ローコストなドラムを使用している
  • CDで聴くようなタイトでまとまった感じの音が好き。

太字で書いた「ヘッドがヘコむ人」「ヘッドがヘコみにくい人」という内容ですが、スティックで押さえつけ、押し込んで叩いている人(おそらくロック系の独学・我流ドラマーの方)は演奏中にチューニングが狂いやすいと思います。チューニングが狂ったことでタムやバスドラムとの不快な共鳴が発生し、ライブやレコーディングの際に音の分離が悪くなります。
スティックをヘッドに押し付けて演奏しているアマチュアドラマーさんの場合は、チューニングが安定しやすく、タイトでまとまりのあるEVANSを使うことで、音の分離を改善し、タイコ1つ1つがクリアに録音できると思います。
またシェルとヘッドのセンター合わせやヘッドのストレッチ作業の工程が不要なので、物理的にチューニングにかかる時間もEVANSの方が短くなります。

私はREMOの打感や温かみのある音が好きなのとチューニングにかける時間が苦では無いので自宅スタジオ常設のメインセットはREMOで構築しています。

叩いてみた動画におすすめのヘッドは?

EVANSのUV1、UV2です。
理由はUVコーティングが施されている事によってスティックの打痕が付きにくくコーティング剥がれを防ぐ事ができることが大きいです。
叩いてみた動画をされている方の中には一発録りではなく、パンチインで成功テイクをつぎはぎして作る方が居られます。(パフォーマンス重視であて振りの方も居られますね)
見分け方は簡単で1枚のシンバルを最後まで注意深く終始見ていると、不自然にシンバルのメーカーロゴが急にひっくり返ったりする方が居ます。
そういう方は間違いなく、そこの部分は別のテイクの映像を貼り付けたと思って間違いないでしょう。(別に悪いと言っている訳ではなくそう言ったところでつぎはぎかどうか見分けることが出来ると言う意味です)
このシンバルのロゴ問題に関しては、気にしている方も多いと思いますが、意外と盲点になりやすいのがスネアヘッドのコーティング剥がれです。

例えば、イントロはスネアのコーティングがボロボロに剥がれているのに、後半のサビやアウトロでコーティングが張りたての真っ白な新品状態で復活していたらおかしいですよね?笑

この場合に考えられるのは、例えばイントロは何度も失敗していたのでパンチインしたテイク10の映像を使用し、後半のサビやアウトロはノーミスだったのでテイク1を使用・・・といった感じだったのかな、と言うのが伺えますよね。
こういうことが気にならない方はスルーして頂いて良いのですが、
「パンチインしているのがバレたくない!」
「一発録りしたように見せたい!」
という方はコーティングが剥がれないUV1、UV2を使用されるのをおすすめします。

私自身の使い分けについて

私のInstagramをご覧の方はご存知のように、私自身は自宅スタジオでの録音、動画撮影はREMO、リハーサルスタジオにドラムセットを持ち込んでの録音、動画撮影はEVANSを使用しています。
どういった理由でこの2大メーカーを使い分けているかをご紹介したいと思います。

自宅はREMO

自宅スタジオは余計な響きが加わらないようにかなりデッドな環境にしているのと、2バスドラムセットと部屋鳴りのバランスを計算した上で、REMOの特徴である温かく奥行きのあるサウンドが適任と判断。
打感が柔らかく、長時間リラックスして演奏に集中できること、自宅スタジオの為、時間を気にせずチューニングに時間をかけられるということもあって自宅スタジオではREMOを使用しています。

リハスタではEVANS

逆にリハーサルスタジオを使った録音、動画撮影時はEVANSを使用しています。
時間制限のあるリハスタではスピード勝負なので、ヘッドとシェルのセンター合わせやヘッドのストレッチが不要のEVANSは短時間でチューニングが決まるのでREMOを使用した場合よりも、仕込みの時間を短く済ませ、録りの時間を長く確保出来ます。運搬時の輸送によるチューニングの狂いもREMOより少なく感じます。

また、リハーサルスタジオはレコーディングスタジオとは違ってレコーディングを想定して作られていない場合が多いので、不必要な響きがある場合があって普通にマイクで録音するとクリアに録音出来ない場合があります。
私の経験上、リハスタで録音する場合は響きはとにかくデッドにして録音。
後でデジタルリバーブを使って響きを加えるのがベターと言う結論に落ち着きました。
なので、リハスタで使用するドラムセットにはEVANSをチョイスしています。

最後に

今回は有名ドラマーの名前も飛び出す結構踏み込んだ内容になってしまいましたが、REMOとEVANSどちらも素晴らしいメーカーなのでご自身の用途に合った方を選んで快適なドラムライフを楽しんで頂ければ幸いです。
最後になりますが、私はTwitter、Instagram、YouTubeもやっておりますのでそちらの方もフォロー、チャンネル登録して頂けると幸いです。
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